出力とはようするに出口という意味になります。

単純にハード機材なら音が出るためのヘッドホン端子が出力、逆にギターなどを繋ぐための端子は入力となります。
しかし一概に出力は音が出る端子を指すかというとそうともいえません。
なぜなら歌の録音や、弾き語り、ボーカル等のレコーディングなどにおいて、必ず使うのがマルチトラックのミキサーですが、これはデジタルでもハードであっても出力先というのが各トラックによって変わってきます。
つまり各それぞれのトラックに個別の出力先があり、音が出る端子という概念でいうとマスタートラックの出力だけになるのです。
たいていの場合各トラックの出力はマスタートラックを指定しており、マスタートラックに集めた各トラックの音をステレオアウトに出力してるということになります。
歌のミックスにおいては、メイントラック、ハモリトラックなどを一度別々の出力先(例えばグループチャンネルなど)に設定して、まとめて最後にステレオアウトに出力するという事もよくあります。