リバーブとはエフェクトの種類で、空気感、空間的な響を楽曲や各楽器にプラスするエフェクトの総称です。
同じく響を演出するエフェクトにディレイがありますが、ディレイは残響感(音のはね返り)を与えるのに対しても、リバーブは音そのものの奥行きや響をを変えます。
リバーブをかける際はセンドリターンという方法で各トラックごとに奥行き感を調整しながらかけていく方法が主流となります。
これにより、バンドの演奏を同じマイクのまえでレコーディングしていても、あたかもステージで演奏しているかのような奥行きを出すことができます。
リバーブの種類には、原始的なプレートの響を再現したものや、実際のホールやステージをデジタル的にモデリングして作られたものなどがあります。
そして歌ってみたのレコーディングをはじめ、弾き語りのレコーディングなどのアコースティック系の場合、この空間処理が最も重要だと言われています。
もちろんエレクトロ系の編曲依頼で作る楽曲アレンジでもリバーブは必ずと言っていいほど使います。
最近の歌ってみたのミックスでは、部分的にリバーブを強めたり、逆にミュートしたりしてエフェクティブに使用されるケースも多くなっていますね。