歌ってみたのレコーディング、ボーカルレコーディング後にミックス、マスタリングという工程がありますが、それらの工程を経てお渡しする納品データのことをマスター音源といいます。
つまり完成品の音源という意味です。
マスター音源はマスタートラックをトラックダウンしてつくられますが、歌ってみた等のレコーディング時は大抵高ビット、高サンプルレートで作られていますので、マスター音源をトラックダウンする際は、ダウンコンバートと言って44.1kHz、16bitに落として書き出します。
なぜならマスター音源なので、CDになることを想定してますので、普通のCDやラジカセで再生できるビットとサンプルレートにするわけです。
つまり逆を言えば、どんなに高ビットや高サンプルレートで高音質でレコーディングしたものでも、最終的には同じ16ビット44.1kHzに揃えられるということですね。
ちなみにパラデータの書き出しなど作業用の書き出しは48kHz、24bitなどのハイレゾ音源で書き出すことが多いです。