サイドチェインは特殊なコンプレッサーのかけ方の種類です。

特にEDMなどのダンスミュージックで使われます。
どんなエフェクトのかけ方かというと、大抵の場合、バスドラムと連動して、バスドラムがなっている間だけコンプレッサーでベースやリード音を圧縮するというものです。
これにより、バスドラムが前に出てきて強調され、バスドラムがなっていない箇所ではベースやリードがしっかり聴こえるので、全体の音圧が持ち上がるのと同時に、リード音やベース音がウネウネと波を打つようにして、独特のノリが発生します。
このノリは小さい音量のスピーカーやヘッドホンで聴くとなんだか曲がウネウネして聴き心地が悪いように感じることもありますが、爆音で流れるクラブなどでは、まるでドラッグをやっているかのようにこのウネウネした波が心地よく感じるようになっています。
近年ではダンスミュージックだけではなく、J-POPでも使われる技術になりましたので、歌の録音や弾き語り、ボーカルのレコーディングの際にもサイドチェインについて聞かれることが多いです。
編曲依頼の際にはサイドチェインを使って楽曲アレンジしてほしいなどの要望もありますね。